雑記

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

こんにちは、夫は日本のロイヤルミルクティーが大好きなイギリス人、クーパーひかるです。

ロイヤルミルクティーは英語で「Royal milk tea」と書きますが、これは和製英語です。

英語の本場イギリスでは全く通じません。もちろん「milk tea」も通じません。

この記事では、ロイヤルミルクティーとその英語訳についてまとめています。

後半では紅茶を飲む時に使える英文もいくつかご紹介しています!

海外で紅茶を飲む時にはぜひ参考にしてください!

 

ロイヤルミルクティーは和製英語

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

「Royal milk tea(ロイヤルミルクティー)」は実は日本人が作った和製英語です。

「Royal(王室の)」とついているため、本当の英語かと勘違いしてしまうようですね。

しかし、Royal milk tea という英語はネイティブには全く通じません。

英語そして紅茶の本場であるイギリスには、そもそもロイヤルミルクティーという飲み物自体が存在しないのです。

私の夫はイギリス人ですが、イギリスでロイヤルミルクティーという飲み物は見たことも聞いたこともないと言います。

念のため、夫の家族、そして我が家の両隣りに住む60代イギリス人夫婦と30代イギリス人夫婦にも訊ねてみましたが、誰も知りませんでした。

以下はwikiペディアから引用しました。

ロイヤルミルクティー
ロイヤルミルクティーは日本で人気がある種類の茶で[8]、濃く抽出した茶に牛乳を加えたものや、湯の代わりに牛乳で茶を抽出したもの[9]。イギリスで一般的な種類の牛乳入り紅茶と比べると、牛乳の量が多いことが特徴[10]。「ロイヤルミルクティー」は和製英語[9]。
日本のティールームの草分けといわれる『リプトン本社直轄喫茶部 極東支店』(現・株式会社フクナガ)で、1965年にロイヤルシリーズの一つとして考えられ、同名の紅茶飲料が販売されるに従い次第に広まっていった[11]。

引用:Wikipedia (ミルクティー)

 

ここでも「『ロイヤルミルクティー』は和製英語」と書かれています。

さらにロイヤルミルクティーはリプトンが開発した商品の商品名から広まったということです。

リプトンロイヤルミルクティーは現在でも人気のロングセラー商品ですが、実は日本で飲まれている日本発の飲み物ということがわかります。

それでもあえてロイヤルミルクティーを英語で表現するなら、こちらをおすすめします。

「Tea made with a lot of milk」

単純な英語ですが、これが日本のロイヤルミルクティーを表現するのに一番近い英語だと思います。

 

 

ロイヤルミルクティーは英語で「Stewed tea」なのか?

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

ここで「Stewed tea(煮込んだ紅茶)」についてご説明します。

ネットで検索すると「ロイヤルミルクティー=Stewed tea」と説明しているサイトを見かけますが、正しくありません。

はっきり言いますが、「ロイヤルミルクティー=Stewed tea」ではありません。

これもまたRoyal milk teaと同様に、イギリス人には摩訶不思議な英語です。

イギリス人の夫、そして夫の友人にも聞きましたが、Stewed teaは全く通じませんでした。

Stewed teaの直訳は「煮込んだ紅茶」ですが、ネイティブの解釈では「ティーバッグを放置してできた渋く濃い美味しくない紅茶」だそうです。笑

紅茶に対してstewを使う場合はネガティブな意味しかなく、日本人の思うロイヤルミルクティーとはかけ離れた飲み物になってしまいます。

これでは言葉として、通じていないと言わざるを得ません。

 

 

日本人がロイヤルミルクティーを「Stewed tea」と誤って英訳する理由は?

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

ではなぜ、ロイヤルミルクティーをStewed teaと誤訳する日本人が多いのか…

それは日本人が「ロイヤルミルクティーとは何か?」を英語で説明する時に、Stew teaという言葉を使っているからだと思われます。

ロイヤルミルクティーを作る工程に「鍋に入った温かいお湯と牛乳で、茶葉を煮出す」というものがあります。

その部分を英語訳した際に使われるのが 「stew tea」 。

「Stew tea leaves for a few minutes in a pan.(茶葉を鍋の中で数分煮出す)」などと説明するわけです。

そこから、

ロイヤルミルクティー

煮出した紅茶

Stewed tea

という誤った英訳になってしまうようです。

もちろん英語の使い方としては間違っていませんし、作り方を説明するうえでは意味も通じます。

しかしイギリスでは、誰もStew tea in a pan とは言わないし、そもそも紅茶はティーポッドで淹れるもの(Brew)で、鍋で煮るもの(stew)ではありません。

そのため、いくらstewed teaと言っても「ロイヤルミルクティー(煮出した紅茶)」とは理解されず、誤った英訳となってしまうのです。

 

 

ロイヤルミルクティーだけじゃない!ミルクティーも和製英語!

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

ミルクティーをMilk teaと言っても、ネイティブに通じないのは有名な話ですよね。

「It’s a milk tea!」などと勢いまかせにそれっぽく言っても、ネイティブには全く通じないので気を付けてください。笑

ロイヤルミルクティーだけではなく、紅茶に関する他の言葉も実は和製英語です。

ここではいくつか例をあげてみます。正しい英語も併せてご紹介しますよ!

  • ミルクティー = Tea with milk
  • レモンティー = Tea with lemon
  • アイスティー =Iced tea
  • ジンジャーティー = Tea with ginger
  • ストレートティー = Black tea
  • タピオカミルクティー = Bubble tea / Boba tea

紅茶は英語でTeaと言いますが、イギリスでTeaと言うと「ミルクティー(Tea with milk)」のことを指します。

お店で「紅茶(Tea)」と注文すると、ミルクが別についてくるのでストレートティーでもミルクティーでもお好みで飲むことができます。

しかし、誰かのお家で紅茶をいただく場合、あなたが何も言わなければ出てくる紅茶はほぼ確実に「ミルクティー」です。

もしストレートティーが欲しい場合は、事前にストレートティー(Black tea)が欲しいと伝えましょう。

 

 

「英語ではどう言えば?」紅茶に関する英文を紹介!

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

ここでは紅茶にまつわる英文をご紹介します。

イギリス人と話す時、またはイギリスを訪れる際には知っておいて損はありませんよ!

  • 紅茶をください = Could I have a cup of tea, please?
  • ストレートティーをください = Could I have a cup of black tea, please?
  • レモンスライスをいただけますか? = Could I have a slice of lemon, please?
  • 紅茶2つとオレンジジュースを1つください = Could I have two teas and an orange juice, please?
  • 砂糖は入れますか? = Would you like sugar in your tea?
  • 砂糖をスプーン1杯入れてください = Could you put in a teaspoon of sugar, please?
  • ミルクを多めに入れてください = Could you put in a lot of milk, please?
  • 紅茶のおかわりはいかがですか? = Would you like another tea?
  • 紅茶のおかわりをいただけますか? = Could I have another tea, please?
  • 私は濃い紅茶が好きです = I like strong tea.
  • 薄い紅茶を淹れてもらうことはできますか?= Could you make a weak tea for me?
  • 紅茶をカップいっぱいに入れてください = Could you give me a full cup of tea, please?

 

 

まとめ:ロイヤルミルクティーは和製英語!英訳するなら「Tea made with a lot of milk」がおすすめ!

ロイヤルミルクティーは和製英語!イギリス在住者が解説する英訳の罠

 

Royal milk tea(ロイヤルミルクティー)は完全なる和製英語、もっと言うならリプトンの商品名です。

イギリス人だけではなく、日本人以外には通じないと思って間違いないでしょう。

どうしても英訳したい場合には「Tea made with a lot of milk」とし、”特徴はミルクの量が通常のミルクティーよりも多いこと”、などと伝えるといいかもしれません。